平成の凡慮 ー東電の「原子力改革監視委員会」ー

 昨日テレビを見ていると、実はパソコンで原稿のミススペルを調べていた最中でしたが、福島第一原発の評価の話に頭が反応しました。年配の外国人が話しておられ、日本語のナレーションが流れ、福島の事故は注意深く対応していれば防ぐことができた事故であり、謙虚に反省して今後に備えるべきであるというような内容でした。
 私にとっては当たりまえの結論ですが、今のこの国ではあの原発事故に対しては相当慎重に発言しなければいけない雰囲気にあるので、当たり前の発言が新鮮に聞こえたのでした。
 今日新聞を調べてみたら毎日も、日経も関連記事は無かった。どうも東電の記事にそれらしき感触があったので東電のホーム頁を見ると東電の取締役会の諮問機関に「原子力改革監視委員会」があり、その委員長は米国原子力規制委員会の元委員長で副委員長が英国原子力公社元総裁の方であった。どうもその第3回委員会の報告会があったようです。その委員会の委員長の記者会見が昨日テレビで放映されたのでした。
 マスコミは東電の行動に常に厳しいですが、私は東電も懸命に原子力を改革したいと強く考えていると理解したのでした。
 この「原子力改革監視委員会」も福島第一原発の事故は決して津波による想定外の事故ではないと結論したように私は感じたました。そうであれば東電はその報告を公表すべきではないかと思います。貴重な成果を公に知らすべきでそれが東電の責任というものでしょう。このあたりが未だダメと言われる理由でしょう。
 東電の原発の事故のために今関電の大飯原発しか稼働していないのは、どう考えても過剰反応も行き過ぎというべきでしょう。そのために今我々は電気料金の値上げに直面しているのです。使っても何の問題もない原発をすべて停止して、運転する予定もなかった火力発電機を急に手入れして売り手の言い値のスポット価格(もちろん高価です)で天然ガスを購入して発電しているのは壮大な無駄といわずになんというのでしょうか。よくよく考えてほしいものです。

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